2013年6月30日日曜日

【奥秩父】2013年6月29日 笠取山 〜山を通じて人と出会う〜

Prologue


とあるホームパーティに出席した時です。

山に登ることに興味を覚えてから、始めて山に興味を持つ人に出会いました。

Shuさん。

背が高く色黒で、いかにもアウトドアを楽しんでいそうな風貌の男。

初対面にも関わらず意気投合し、今度一緒に登ろう、と連絡先を交換します。

そして早速行き先が決定。

奥秩父、笠取山。


Day 0


奇遇にもShuさんも神奈川県在住ということもあり、

俺とShuさん、そしてShuさんの会社同僚Zima、夜7時に横浜駅東口にて集合します。

そしてShuさんの車に乗り込み、いざ出発。


目指すは作場平橋。ここに車を停め、テントで前泊をします。

朝に作場平橋を出発し、笠取小屋、笠取山とまわり、別のルートで作場平橋に戻ります。

同じ所に戻るのでピストンと言うらしい。

電車での日帰り山行しか知らない俺には、あたらしいアプローチです。

作場平橋に着くと既に深夜。

光を消すとそこにあるのは塗りつぶされた闇だけです。

テントを張り、皆すぐに就寝。


6月29日


雨がテントを叩く音で起こされました。

外は既に明るく、みなシュラフの中でもぞもぞしてます。



笠取山目指して出発です。まずは笠取小屋を目指します。

笠取小屋に着き、中で休もうとするとさっそく怒られる。

何も買わずに休もうとするのがマズかったみたいです。

天気、持ちそうですか?と聞いてみても

行くときは行けばいいんだよ、とぶっきらぼうに返されます。

買ってまだ使っていないレインウェアに袖を通し、山頂目指して出発です。


石碑発見。

3つ並んでいるわけではなく、三角柱の石碑をそれぞれの面を撮影したものです。

この笠取山には、分水嶺といって、富士川、多摩川、荒川の大本となっています。

それぞれの方向に富士川、多摩川、荒川と別れて川になるんですね。


雨にも降られ、水にゆかりある山行のようです。


ここまで来ると山頂までもう少し。

ガスのため見えませんが、本来ならば、この先に山頂が大きく見え、

そこに向かって真っ直ぐな登山道を見ることが出来ます。


山頂です。標高1953m。2000mまでもう少し!

まだ標高2000mを超えたことがありません。

超えるのはいつでしょうか!

そして山頂から下り、脇道を入って行くと、


水干です。

多摩川はここから始まります。

興味のある方は、是非自分の足で行ってみてください。

ここの一滴から始まると思うと、自然の雄大さ、力強さを感じられる気がします。


ガスは出てきたものの、そこまで激しく降られませんでした。

ここまで降りてくると駐車場まではもうすぐです。

駐車場に着いてからは荷物をまとめ、お腹も空いたので、ご当地グルメを探索。




そして “ワイン豚ほうとう” なるものを発見。

ワイン豚、豚にワインでも飲ませてるのかとおもいきや、

本当に飲ませて飼育するらしい。

これで肉質も変わるのだとか。味は普通のほうとうでした。

いや、山の後の食事はなんだって美味いです。





初めて、山を通じて人と出会い、人と山を歩きました。

山の魅力に少しづつ、触れている気がします。

人と歩くと、自分の体力の無さを痛感します。

奥多摩で登ったルート、結構厳しかったので、

体力につながると思っていましたが、思い込みでした。

もっと山に通って体力をつけなければなりません。