2015年9月8日火曜日

【丹沢】2015年9月6日 西丹沢沢登り 〜マスキ嵐沢、雨と先輩と新しい目標〜

9月6日、日曜日

当初の予定がなくなり、

山岳会の沢登りにご一緒させて頂く事になりました。

マスキ嵐沢、神奈川県の西丹沢エリアにある沢の一つです。

丹沢は東丹沢と西丹沢に大きく別れますが、西丹沢側に来るのは初めてになります。


マスキ嵐沢を遡行し権現山に抜け、そのまま南下し、スタート地点へ戻ります。


ほぼ全行程が登山道無き道を進む山行です。

今回は、先日入会した新人の方々2人に、

今まで教えていたザイルワークを流れで理解してもらうための山行でした。


俺と新人の方2名、そして会の大先輩1人、計4名のパーティです。


朝6時に横浜駅相鉄線ホームに集合、そのまま新松田駅まで向かいます。


新松田駅でバスに乗り換え、大滝橋バス停にて下車。





大滝橋からは大滝沢沿いに畦ヶ丸方面へ北西へ進みます。


途中で沢が分岐するので、そこからマスキ嵐沢へ入ります。




西丹沢の沢は初めてでしたが、全体的に明るく、


水も澄んでいてとても綺麗な沢でした。


それほど危険な箇所もなく、楽しく登れます。


俺は冷え性で水に濡れるのは得意でないのですが、


沢は登ってみると楽しいものです。


実際歩いていると身体も火照り、沢の水が心地よくなります。




1つづつ、滝を確実に超えていきます。


危険な箇所では、ザイルを出し、八の字結びからおさらい。


新人2名を真ん中に、時には俺が先頭を任されながら滝を越えていきます。





最近、岩に取り付くのが楽しくて仕方がありません。


その時無理ならば、それでいいのです。


どこまで行けるか、どこまで登れるのか、とにかく試したいのです。





滝を越えれば、自己確保(落ちないように自分をザイルで固定する技術)


やビレー(次に登ってくる人が落ちないように支えること。リポDのCM)


のおさらいです。




荷物を背負っていると、それだけ負荷、重心も変わってくるため、


より足で登ることが重要になります。


腕に頼っているとすぐに疲れてしまい、クライミングジムとは勝手も異なってきます。





ラストの枯れ滝。まず先輩が登り、皆、後に続きました。


この滝の後は、そのまま北上し、権現岳への登山道へ合流、そのまま権現岳山頂へ。


しかしその後の南西へ入る道がなかなか見つかりません。


夕方で日の入りも迫っていたことから、予定を変更、一般登山道へ出ることにしました。


バリエーションルート(一般登山道ではない道)を進む際は


危機管理と判断が重要となります。




午後5時前には西丹沢自然教室に到着。


そこからバスで2つ先、


中川バス停最寄りのぶなの湯


(2時間入浴700円、土日は19時まで http://spa-tokyo.net/z-k-bunanoyu/index.html


で温泉を堪能後、新松田駅に戻りました。




横浜駅で解散後、俺と大先輩は寿司へ。

山岳会のことや、今後の目標について語ります。


俺がこの日、ずっと先輩に言いたかったこと、


「マッターホルンに登りたい」


この夏、会の中でも2名が登頂に成功し、元々とても興味のある山です。


先輩は一言、


「若いうち、行ける時に借金してでも行け」


海外登山になると実力だけでなく、


時間、遠征費用、そして運(天候)が重要となります。


社会から逸脱しない限り、歳を取るほど、家庭、仕事、


様々な理由で自由な時間はなくなります。


二年前、山を始めた頃は海外登山など考えもしませんでした。


しかし今、きちんとした下準備、プロセスを踏めば、十分可能な話です。


あとは、俺がどれだけ強く、想えるか。


それだけです。


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【コースタイム】
横浜駅  6時
新松戸駅  7時19分 / 7時30分
大滝橋バス停  8時30分 / 8時40分
マスキ嵐沢  9時15分 / 9時40分
二俣手前  11時51分 / 12時6分
奥の二俣  13時
権現山  14時14分
前権現北ルート稜線分岐  15時47分
丸木橋道標  16時20分  
西丹沢自然教室  16時48分 / 17時
中川バス停、ぶな湯  17時20分 / 19時11分(休日最終バス)

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